労働災害をゼロにする安全衛生活動の基本 ~メンタルヘルス対策と労働災害防止のために~
- 対象
- 全ての階層(階層別に実施することも可能です)
- 時間
- 1日(約6時間)
- 価格
- 30万円~(税別、交通費・宿泊費等別途)
労働災害は、本来あってはならないものです。しかし現実には、平成 26 年、全国で 11 万 9,535 人の死傷(休業 4 日以上)が発生し、 1,057 人の方が亡くなっています。特に、近年は、ITなどの技術革新、就業形態の多様化等により、労働環境の変化、長時間労働などから、職場で疲労やストレスを感じている労働者の割合が高くなり、深刻な場合には、自殺にいたるケースもあります。これらのことから、メンタルヘルス対策を含めた対策が急務となっています。労働災害をなくすためには、労働安全衛生法による基本活動の徹底が必要になります。では具体的にどのような活動をするのかを確認していくのがこの研修の目的です。
カリキュラム
1.安全管理
①企業経営と安全、②安全と経営損失の防止、③労働災害の発生状況
2.安全衛生管理体制
①労働安全衛生法の基礎、②安全衛生管理体制の構成要員と役割、③安全衛生委員会の役割と進行について
3.安全活動
①危険予知活動(KYK)、②ヒヤリ・ハット活動、③5S活動、④高年齢労働者の労働災害防止のための配慮義務
4.労働災害の原因の調査と再発防止対策
①災害発生のメカニズム、②不安全な状態と不安全な行動、③災害調査、④災害原因の特定とその具体的対応策(個人・グループワーク、発表、総括)
5.安全教育
①安全衛生教育の必要性、②安全衛生教育の実施にあたっての留意事項
6.メンタルヘルス対策
①メンタルヘルス対策の概要、②職場における自殺対策、③職場におけるパワーハラスメント対策、④精神障害等による労災認定
7.確認テスト
本日の内容を〇、×の二択形式で確認
講師紹介
中小企業診断士/第1種衛生管理者/安全管理者選任時研修講師
酒井 恒
明治大学商学部産業経営学科を卒業。印刷業を経て、労働安全、労働衛生コンサルタント会社で国内最大手㈱ウェルネットにおいて、衛生管理者受験対策講座や安全管理者選任時研修などの講師、法人営業を約12年間従事。現在も㈱ウェルネットで外部講師を担当し、顧客アンケートでは常にトップクラスの満足度を維持している。中小企業大学校 中小企業診断士養成課程サブインストラクター